今日賛主義!

日々楽しく。なんか気になるコトとかなんかいいモノを集めたい。

S.T.デュポン×007にそそられる

毎回楽しみなのが、S.T.デュポンの限定コレクション。
過去の偉人や芸術家、著作物等をモチーフにしたデザインのライターやペンたち。
テーマは例えばピカソの絵画、ダヴィンチの人体図、ローリングストーンズ、スターウォーズ等、多岐に渡ります。
それらをときに豪奢に、ときに抽象化して仕上げられていて、とても見応えのあるコレクションです。

 

新作は007とのコラボ!
以前の映画「SPECTRE」コラボのコレクションが忘れられないんですよね。
007シリーズのキービジュアルといえば、銃口の中のジェームズ・ボンド
そのイメージをそのまま、ライフリングと銃口を模した穴のあるライターに落とし込んでいました。

jamesbond007news.com

007という作品を体現したデザインに心をガッチリ掴まれたのですが、20万円超えの壁に阻まれました。
価格的にも芸術品枠だと思います。

 

さて今回のラインナップを見てみましょう。

www.st-dupont.com

価格が載っているのはこちら。

www.cigarnavi.jp銃のライフリングをモチーフにした溝模様とそこに浮かぶ007のロゴが共通デザインのようです。
前回よりロゴの主張が大きいですね。

 

圧巻なのは、さまざまなアイテムを集めたコレクターセット(664,000円)
ケースを開けると各アイテムが拳銃型に並べられている演出がニクい。
ちなみに、このセットはフランスのマクロン大統領からイギリスのヘンリー王子へ結婚祝いとして贈られたそうな。
(デュポンはフランスのメーカーで、ヘンリー王子は007ファンだそう)

 

異彩を放っているのはハンドスピナー(31,000円)
直線の溝模様に加えて螺旋の溝を描き、よりライフリングっぽい仕上がり。
キーホルダーとしても手頃なサイズとデザイン。
ただ、シルバーかブラックだったらもっと使いやすかったのですが。

 

実用品として欲しいのはシガレットケース(37,000円)
ガリロを渋いケースで持ち歩いてみたい今日この頃。
黒革に「007」と金字で打たれていて、シンプルで使いやすそう。
写真ではわからないけれど、説明文によると溝模様が型押しされているらしい。

 

あとはターボライター・ミニジェット(19,000円)
溝模様が浮彫ではなくプリント?
ラインナップの中では控えめな仕上げと価格ですが、ファンアイテムとしてはお手頃。
風に強いターボライターはひとつ欲しいところ。

 

気付いたのが遅く、既にこの8月から販売中とのこと。
店頭から消える前に一度見に行ってみよう。
とりあえずハンドスピナー回してみたい(笑
そういえば007の映画新作が進んでいるとか、、、楽しみ楽しみ。

交錯する過去と心理「2重螺旋の恋人」

邦題:2重螺旋の恋人
原題:LAMANT DOUBLE
公開年:2017年
製作国:フランス、ベルギー
監督:フランソワ・オゾン
出演:マリーヌ ・ヴァクト、ジェレミー・レニエ、etc
公式サイト:https://nijurasen-koibito.com/

 

フランスの鬼才、フランソワ・オゾン監督の新作を観てきました。
心理サスペンスと題され、男と女の駆け引きが描かれます。
虚実入り混じる構成は同氏の得意技ですかね、「危険なプロット」もそうでしたし。
鑑賞後にあれこれ思い返しながら考えるのが好きな人にオススメです。

 

主人公・クロエは原因不明のお腹の痛みを治すため、精神分析医・ポールの診療を受ける。
その過程で心惹かれあう2人。
幸せのなか、ポールの名字が変わっていることに不信を感じたところに、同じ精神分析医で双子の兄・ルイが現れる。
ポールは「兄弟はいない」と語り、一方のルイもクロエに迫る。
クロエは双子の秘密に翻弄されていく…

 

穏やかなポールと荒々しいルイは本当に双子なのか、それとも男の二面性の象徴なのか。
その2人の間でクロエは何を想うのか、揺れ動く女心はどこに向かうのか。
登場人物の配置と絡み合っていく構成は絶妙ですね。

 

ただ、よく出来てはいると思うけれど、単純に面白いかというと…
どこからが虚構だったのか明言されないのでモヤモヤします。
推理小説における叙述トリックのように、ラストでスパッと種明かしされればスッキリするのですが。

 

それにしてもフランス映画とはいえセックスシーンの多いこと。
全体の1/4くらい裸になっていたような…
日本的なサービスカットというより、男と女の関係を描きますよという姿勢。
それぞれにイチャイチャしてたり荒々しかったりと雰囲気の違いがポイント。
(ともあれ一緒に観る人には注意が必要かと)

 

なので、男女の心の機微に聡い人ならもっと楽しめたかもしれません。
不安、承認、疑念、欲望、鬱屈etc。
直接的じゃない比喩的な心理描写もあったのだろうなと推測します。
特に女性から観た印象を聞いてみたいところです。
そもそも、映画を語れる誰かと観たほうが楽しそう。

夏の大洗・肴屋隠居泊!

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先月の話ですが、ひさびさに大洗聖地巡礼に行ってきました。
特にイベントがない日でも色々と楽しめるのが素晴らしい。
ただし、暑さの影響はモロに受けるので熱中症に注意です。
水分塩分を携帯しましょう。

 

ガルパン最終章上映後初めての訪問なので、まずは新キャラパネルに会いに。
調べてみたら、多くがこれまでの導線から外れているので結構大変です。
当初の「町中かくれんぼ」の感覚が蘇ってきますね。
探し歩いていると新しい大洗町に出会えます。

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例えばマリーのいる水産加工品店では海鮮ピザが食べれるそうです。
しかし全体的にエリアが広がっているので、コンプリートするにはレンタサイクルで機動力UPが必要かと。

 

さて今回の主目的は記事タイトル通り、肴屋隠居さんに泊まること。
念願のまほ姉の宿だぞー。
割烹旅館だけあってお料理が美味しい。

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夏が旬の岩牡蠣もどどーーんと。

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そして女将さんもオススメの生しらす丼はやはり至高、生にしかないプリプリの食感がたまりません。
漁で上がった日しか味わえないので、出会えたらラッキーです。

 

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そしてこの時はまほ誕記念湯呑みが貰えました。ほくほく。
朝食も美味しくご飯が進みましたが、お隣さんの食べてた鯛飯が羨ましい。
2人以上なら鯛飯になるそうなので、次は誰か誘って来よう。
個人的に肴屋本店さんよりお風呂が広いのが嬉しい。
聖地に浸るならガルパンルームもある本店さんがオススメですが。

 

翌日。
江口又新堂さんで、気になっていた大洗を舞台にした小説を購入。
作家さんがご近所に住んでいて、よく来られているそうな。
それもあってか、ここで買うとオマケとして限定ショートストーリーがもらえます。
帰りにさくっと読んだところ、本編が楽しみになる内容でした。

 

昼食として鳥孝さんで買い食い。
朝食でお腹いっぱいになったのと暑さによってお腹が空かなかったので。。。
旨味ジューシーな焼き鳥と予想以上にボリューミーなホットドッグ。
ちなみに500円以上で缶バッジもらえます。

 

いつものように胃袋を膨らませて帰宅。
大洗は美味しいものが多すぎる。

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今回の戦利品一同。
ペコ誕ファイルに缶バッジ各種。
あと国井屋さんの煎茶道ミニフィグシリーズ。茶ーちるとか。

 

そういえば大洗行きは前回のあんこう祭り以来でしたね。

geegeebook.hateblo.jp

次はまたあんこうの時期に行きたいものです。
でも最終章第2話は2019年6月上映とかなり先なんで、ネタは増えないかなぁ。

 

オールブラックで足元を引き締める

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 スニーカーを新調しました。
SPINGLE MOVEの黒のハイカット。
素材はレザー、カジュアル過ぎないのが好みです。
ただ、今の時期に見るとちょっと暑苦しいかも。

 

これまでのスニーカーはSUPERGAの白レザーモデル。
2年ほど履いて、ヒールの摩耗が進んできました。
ソールも屈曲しやすいところから浮きはじめて、雨の日は浸水しそう。
あと白スニに飽きてきたというか、、、合わせやすいんですが王道すぎる気がするこの頃。

 

というわけで、今回は黒。真っ黒。
よく見かけるのはソールが白いデザインですが、カジュアル寄りに感じたので却下。
オールブラックでキリッとさせたい気分です。
加えて細身の形状、靴紐の穴にハトメがない、ブランドロゴが目立たない(黒いタグのみ)等々のデザインが積み上がって、かなりシックな印象。
光沢が独特だと思ったら、カンガルーレザーだそうです。

 

ついでに趣向を変えてハイカット。
ブーツ代わりの合わせ方もできるかと期待しまして。
サイドジップで脱ぎ履きがラク、、、かと思ったらそうでもないですね。
足首に吸い付くような形状なので、ジップを開けても足を通しにくい。
その分、足を包み込まれる感覚が心地いいのですが。

 

そうそう、見た目だけでなく履き心地もいいんですよ。
ソールも程良くやわらかいし。
そのソールも磨り減ったら張り替えできるそうです。
Made in Japan、国内工場のメリットですね。
補修の値段を確認しておけばよかった。

 

爽やかな白を足元に刺すのも良かったけど、黒を刺して引き締めるのも良い。
某ファッション本のように黒のパンツと合わせるのは重いんでやめておくとして。
黒のTシャツか七分袖シャツと合わせてみようかな。
昨今流行りのダメージデニムのおともにも良さそう。

とあるクリエイターの誕生「花に嵐」

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邦題:花に嵐
公開年:2016年
製作国:日本
監督:岩切一空
出演:岩切一空、りりか、小池ありさetc
公式:https://mobile.twitter.com/the__blooming

 

さまざまな映画賞を受賞した自主制作映画だそうです。
学園もので恋愛ものでサスペンスホラーでちょいエロでちょいグロ、そしてほんのりファンタジー
全体の印象としては、「君の名は」を彷彿とさせるごった煮感でした。

 

引っ込み思案な主人公は、大学の新入生。
美人な先輩に誘われて映画サークルに入部し、日常をカメラで記録しはじめる。
その日常に入り込んでくる少女・花。
花に未完の映画の続きを撮ってほしいと頼まれ、主人公の話は加速していく。

 

視点は主人公が借りたカメラであり、ほぼ主人公の一人称視点と言えます。
素人が撮っているという設定でもあり、画作りは独特でやや不安定。
こなれてない感じといいましょうか。
その素人感に流されそうになるけれど、演出や切替えは巧い。
大学サークルのあるある感。
ヒロインたちの可愛さや存在感。
花の無茶ぶりに答えていくコミカルさと緊張感。
突然の童貞喪失というAV感。
現実と虚構が入り混じるサスペンス感。
さまざまな色を見せながら、主人公は「映画を撮ること」に向き合っていく。

 

欲を言えば、シナリオにもう一掘り欲しかった。
いろいろな要素を上手く詰め込んで、しかしどの方向にも振り切らない感じ。
よく出来た幕の内弁当といいましょうか。
個人的に、主人公が状況に流されっぱなしの展開は気分がノらないんですよね。
そしていろんな解釈のできる終わり方。
端的にいうとエヴァっぽい。
気弱な主人公が無理やり戦わされて、最後は虚実入り混じる。

 

ひとつ違うのは、主人公が自己を確立するところ。
「やり方がわかるからやるんじゃないでしょ、やりたいからやるんでしょ」
繰り返されるその言葉に背中を押され、心のブレーキを解き放っていく。
そして現実か幻想かはさておいても、映画を完成させる喜びを経験したわけです。
おそらく、そんあラストを追い求めて本格的に映画を撮り始めるのでしょう。
何かを作る衝動は、そういう喜びなのかもしれませんね。

 

年齢を重ねることは進化すること「フジコ・ヘミングの時間」

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邦題:フジコ・ヘミングの時間
公開年:2018年
製作国:日本
監督:小松荘一良
出演:フジコ・ヘミング大月ウルフetc
公式サイト:http://fuzjko-movie.com/

 

ピアニストのフジコ・ヘミングさんのドキュメント映画を観てきました。
60歳を過ぎて脚光を浴び、以来20年近く、世界中からのオファーに応えて音楽を奏で続けています。
音楽は詳しくないのですが、そのダイナミックな演奏から「魂のピアニスト」と呼ばれているそうです。

 

ピアニストとして大成するまでは、まさに波乱の人生だったそうです。
恩師に恵まれて大きなコンクールで賞を受けるものの、戦争の影響で国籍が失われていて長らく留学できず。
大使館の協力でやっと留学し腕を磨くものの、初のリサイタルの直前に耳を患ったことで取り止め。
なんとか治療し、音楽の先生としてヨーロッパを転々とする。
そして日本に戻った後、念願のピアニストに。

 

ピアノを弾く姿、その手元が映るたび、滑らかな運指に感嘆しましたね。
まるで、そう動くようにできているよう。
しかし機械的な正確さという印象ではなく、生き生きとした響きが生まれていく。
今でも1日4時間の練習を欠かさないそうです。
一芸を極め続ける姿は美しい。

 

フジコさんのオシャレさにも目が止まりました。
街中ですれ違うと思わず振り返るでしょう。
服装も生き方も華がある。
住みたい家に住み、好きなアンティークと愛犬愛猫に囲まれ、世界を飛び回っている間に留守をみてくれる友人にも恵まれ、自分らしく生きる。
いまでいう評価経済の最先端では?

 

印象に残った言葉。
歴史ある良いモノには、多少傷があっても味があるし、直しても使い続ける。
安モノに傷があれば捨ててしまう。
前者になれば多少のミスは構わない。
言う人によってはビッグマウスになりますが、納得するものがあります。

 

良い音楽とはなんでしょうね。
譜面通り正確に再現すればいいわけではないでしょう。
その命題に挑み、乗り越えたひとの演奏。
誰かが歌っているように奏でるのがコツだそうですが、映画館で聴く分にはもの足りない。
実際に演奏を聴きたくなりました。

 

いろんな面で強い人だなと感じます。
自分を貫き、自己研鑽を続け、日々を楽しむ。
そんな年齢の重ね方をしたいものです。

自動運転はまだか

たまに運転するハイブリッド車が苦手です。
いや、確かに燃費が良いというのは素晴らしい。
仕事で長距離走るときにレンタルするんですけどね。
ただ、あの操作感がどうにも性にあわない。

 

アクセルを軽く踏む。
静かにモーターが回る。
ゆるゆると前進していく。
たとえば渋滞でのろのろ運転が続くとしよう。
するとある時、前触れなく唸りをあげ始めるエンジン。
バッテリー残量が減ってきたため自動的に切り替わる。

 

はい、ここ。
同じインプットをしているのにアウトプットが急に変わる。
これがどうにも嫌なのです。
指示していないことを急に始めるのって怖くないですか?

 

勝手に動くのなら、いっそ完全な自動運転になればいいのに。
ハンパな運転支援は、運転者自身の能力を低下させて事故を招きそう。
とっさの判断はやはり経験値がものをいうと思います。
通常時は機械任せで甘やかしておいて、ギリギリの判断は人任せって危険な響き。

 

しかし全て任せられるならば利用価値は高い。
そもそもA点からB点に移動するだけの運転は面倒で退屈。
なにせ他のことが出来ない。
目的地について調べたり、読みかけの本を読んだり。
ぼんやり思考することも出来ないし。

 

完全自動運転なら全て解決。
死んでいた時間を有効活用できる。
仕事をしてもいいし、旅行でも自由時間が増える。
とりあえず目的地を決めて走り出し、走りながら名物を探したり宿を予約したり。
夢が広がりますねえ。

 

と、マイカーに戻ってアクセルを踏み込むたびに考えます。
燃費は良くないけど、踏み込んだぶんだけエンジンが回り、踏み込んだぶんだけ止まるって素晴らしい。
イカーのハンドルは機械には任せられません。
自動運転の時代になっても、趣味としての楽しい車は持っておきたいものです。