今日賛主義!

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私的、2016年の映画BEST3

ぶらっと人様のブログを見回っていたら、今年の〇〇ベスト△みたいなエントリーが多かったので便乗して。
私の中での今年の映画ベスト3!
 

3.シン・ゴジラ

最新のレトロ怪獣映画。
古き良き特撮映画を土台にしつつ、現代日本にゴジラが出現したら?ということを追求した構成が面白い。
前半の会議に次ぐ会議、会議のための会議は見てて疲れるけど「ああ、確かにこうなるだろうな」と思わせる。
中盤のゴジラの本気は見ててシビれるくらいで、この対策を考えるギーク達が頼もしく見える。
クライマックスのゴジラ攻略作戦、手に汗握るほどの派手さはなくちょっと泥臭いところがイイ感じに怪獣映画です。
最後、脅威は去ったけどこれから復興どうするの、、、という後味も繊細で好み。
観る前は「今さらゴジラ?」と思っててごめんなさい。
この調子で(でも2,3年後くらいに)ガメラもお願いします。
 

2.ガールズ&パンツァー劇場版

ガルパンはいいぞ。
……いやホントに。
TVシリーズは観ておらず、予備知識は「戦車と女の子」くらいのもので4DX観に行ったのですが、ド派手な戦車アクションに度肝を抜かれました。
戦車のドッグファイトとでも言いましょうか、画面狭しと動く動く。
しかも、戦車ごとにエンジン音も違えば旋回半径も違うし4DXの振動も違うというこだわりっぷり。
画面からその密度・熱量が溢れてくるようでした。
構成も素晴らしく、30人くらい出てくるキャラクター全てに見せ場があって誰も埋没していません。
そのぶん、脚本はシンプルですけどね。
しかし、以前戦ったライバル達と力を合わせて強力な敵と戦うという王道展開は胸が熱い。
「戦車と女の子」という皮を被っていますが、構成要素は友情・努力・勝利と少年マンガ的です。
見た目に流されず、ぜひ一度味わっていただきたい。
(ただし、密度高すぎて一見では把握しきれないことでしょう)
こう書いていたら、またあの戦車の振動を味わいたくなってきた。
どこかで4DX上映してないかな。
 

1.エクス・マキナ

近頃各所で話題のビッグデータディープラーニング人工知能をテーマにしたサスペンス・ホラーです
人工知能を(こっそり)作っているのはGoogleFacebookみたいな企業のトップというのがイマドキ。
「人間っぽいもの」を作るには「人間」のデータが必要で、それを一番保有しているのは検索企業なんですよね。
今はそのデータを利用して広告表示に使われていて、それも人工知能と呼ばれていますが機能は限定的です。
この作品の人工知能はそれよりもっと人間に近い、自由意志のあるいわゆるアンドロイド。
その「人間っぽいもの」が人間っぽいかどうかをどう確認するのか。
それがこの作品のポイントであり、そうきたか、と膝を叩きました。
チューリングテスト(テキストで会話している相手が人間かロボットが判定するやつ)は、botのようなものでもクリアできる。
本当に人間っぽいというのは、自ら目的をもって手段を考えそれを実行すること。
要するに、意図的に人間を騙せればそれは人間的なのです。
(ネタバレギリギリですみません)
人間の望みに応えているのは人工知能ではあるけど、意志を持った知性ではない。
そういう意味では、今の人工知能の延長には意志をもったロボット(それこそターミネーターみたいな)はないような気がします。
それよりGoogleFacebookに自分のデータを渡しているほうが怖いっちゃ怖いよね、と思いました。
自分の予定や居場所から趣味嗜好まで明け渡しているわけで、、、それを彼らがどう使うかは彼らの自由なのですよ。
 
以上、2016年のベスト3でした。
改めて思い返すと、今年何観たっけ?となりますね。
あと観たのは「マジカルガール」「FILM ABOUT COFFEE」「君の名は」とかかな。
来年は都度このブログに感想を綴っていこうと思います。