防災用品として購入していたエマージェンシーブランケット。
極薄のアルミシートで携行しやすく、それでいて緊急時の保温に効果的という触れ込みです。
よく見るアイテムですからその通りの効果を発揮する……はずですが、本当に命を預けられるのか疑問があります。
だって薄いし。
それで毛布以上の保温力と言われても。
いざ使おうとするタイミングはそれなりに危険なときです。
そんな時に慌てないためには、
試しておくしかないでしょう
今の住まい(社員寮)は年末年始の人が少ない時期に、暖房器具の稼働が少ないので冷え込むという問題があります。
去年はそのせいで見事に風邪をひきました。
そう、この時期はまさにエマージェンシーなのです。
さて、試すといっても薄い薄いシートに命を懸けたくないので、いつもの寝具にプラスすることにします。
自分の体の上羽毛布団、その上にエマージェンシーブランケット、一番上に普通の毛布という組み合わせ。
去年は早朝に寒さで目が覚めたものだなぁ。
翌日は友人と新年会、しかも幹事だというのにダウン寸前だったなぁ。
と思いを馳せつつレッツスリープ。
ウェイクアップした結果
かなりの寝汗をかいている。
しかも一番上の毛布を半分蹴とばしている。
薄いシート1枚でここまで変わるとは。
確かに、体温を逃がさずシートで反射しているようです。
これは毛布以上の保温力と言って間違いないかも。
ただし欠点が2つ。
1.通気性がない。
よく見るとシートの内側が水滴だらけ、羽毛布団もかなり湿っている。
湿気が逃げなさすぎですね。
状況次第ではこの汗が冷えてアウトなのでは?
2.畳み直せない。
そもそもペラペラしているので畳みにくい。
さらに寝るのに使うと縦横無尽にシワが入り、元の大きさの数倍になります。
諦めて今回は捨てました。
今回の結論
・緊急時にはきちんと頼りになる。
・寝る際は通気を確保するか、シートと体の間に吸水性のあるものを挟むべき。
(寝袋タイプは湿気が逃げなくて危ないかも……)
・畳むことは考えない。まぁ避難所で使うなら問題ないか。
これに限らず、防災用品は一度使ってみたほうがいいですね。