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葛飾北斎は偉大なトップランナーだった。「北斎-富士を超えて-」

あべのハルカス美術館で開催中の葛飾北斎展に行ってきました。

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あべのハルカスに初めて行きましたが、天王子駅直結で便利ですね。
ただ、開催されてすぐ(10/6~)ということで、かなり混んでいました。
日曜午後、チケット買うのに1時間並ぶという。
当然ながら会場内も人が多かった…
日本を代表する画家、それも海外からも絵を集めてきた展示会ということで、注目度が高いというのもあるかと思います。
加えて、小さい帳面のような作品も多かったりガラスケースに平置きされている作品も多かったりと、遠目に見えないので列を作らざるを得ない。
まぁ進まない進まない。
結構足腰にキますので、近々行かれる方はご注意を。
あ、その影響もあってかレストランエリアも混んでます。
 
さて、作品について。
正直、富嶽三十六景以外には「なんか浮世絵も描いていた人」という認識しかなかったです。
富士山を遠景に自然や人の生活描いた三十六景は確かに素晴らしい。
文学の挿絵やら、仏陀とか宗教がかった作品も
花と鳥の組み合わせは風流で良いですね。
西洋画に比べて素朴というか馴染み深い印象を受けるのは、余白があるからか色使いか。
 
80歳を過ぎても歩み続け、100歳になれば神の領域に達するだろう、、、と90歳で亡くなるまで描き続けたそうです。
その信念に脱帽です。
なんなら、110歳まで進化し続けるつもりだったようで。
なんと凄まじい意志力。
無くなる直前の作品たちは、凄みというか研ぎ澄まされた印象を受けました。
 
また、自分の技術を伝えるための教本も作っていたそうです。
自らは先へ先へ進みながら、後進を育てる。
トップランナーの鑑のような方ですね。
かくありたい、と思います。
 
列が伸びててチラ見で終わらせた絵も結構あるので、図録(2,500円)をじっくり見直してみようと思います。
(これ買うのも行列でした…)
開催期間は11/19まで、11月になると一部の展示物が変わるそうです。
落ち着いたころにもう一回行こうかな。 
 
あわせて観てみては?