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「健康の結論」はまず避けられる病気を避けること

www.kadokawa.co.jp

書名:健康の結論
著者:堀江貴文
出版:KADOKAWA
発行日:2018年8月9日

 

健康に生きるということは、まず病気にならないこと。
世の中、「健康法」の情報はあふれていても、医学的な「予防」の情報は少ないですね。
本書はそんな日本の予防意識への問題提起になっています。
現代医療ですでに避けられる病気は多い。
専門用語も多いですが、いつものホリエ本のように軽快な語り口で飲み込みやすい。
備忘のために参考にしたい部分をシンプルに抜き出してみると、

 

心不全に対応する
AEDを使えば心停止の救命率が9.2%から54%に跳ね上がる。
AED講習を受けたことはあるけど、いざその状況になると使えるだろうか。
迅速に処置する必要があるのでコンビニに設置することが提言されてますね。

 

・大腸がんを防ぐ
日本人は大腸がんになりやすいので、40歳を越えたら便潜血検査を受けよう。
そして陽性であればすぐに内視鏡検査へ。
大腸がんは毎年定期的に検査を受けていれば90%以上が助かる。

 

脳卒中を防ぐ
おもな原因は生活習慣
高血圧や糖尿病、高脂質症にならないように。
そして一過性脳虚血発作(急に手に力が入らない、喋れない)を見逃さず、すぐ病院へ。

 

・子宮頚がんを防ぐには男性も
原因はヒトパピローマウイルス(HPV)。
HPVは子宮頚がん以外のがんの原因になるため、男女問わずワクチン接種を。
ワクチンは20年ほど有効なので、HPV検査を省いてさっさと接種したほうが良さそう。

 

歯周病は多くの疾病に繋がる
これは歯医者さんにも言われました。
歯が汚れていると、汚れた食器で食事をするようなものだと。
私は歯磨きが下手で、この春に歯石除去の大工事を受けました。
通院が手間ではありましたが、歯肉溝の測定等、客観的に状況を指摘されると改めて意識が向きます。
推奨に従って、定期的に歯医者に行こうかな。

 

結論はシンプルですが、著者に感心するのはそれを社会に啓蒙すべくアクションしているところ。
本書に書かれているように、予防については国の制度も行き届いていません。
健康なうちに自ら積極的に情報収集・実践していかないと。
そんな意識作りも兼ねた1冊でした。

 

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