夏の足元はやはりサンダル。
今年の気分で綺麗めなデザインのものを探していたところに出会ったのがこちら。
ドレスな雰囲気のあるダブルモンク。
しかし、こいつの中身は便所サンダル。
足を入れると思い出される、学校や旅館の共同トイレによくあるあのサンダル。
いやはや、見た目と履き心地のギャップが衝撃的でした。
とはいえギャップ萌えに惹かれたわけではありません。
求めていたデザインに加えて、ベンサン由来の実用性が魅力です。
綺麗めであれば素材はレザーになりますが、どうしても汗に弱い。
汗でヘタったレザーは悲しくなってきます。
対してこれはベースが便所サンダル。
トイレに使われるだけあって、PVC一体成型のボディは水に強いわけです。
汗も水たまりもなんのその。
レザーの部分には防水スプレーをかけておきました。
アッパーだけなので、水没するようなことがなければ問題ないでしょう。
一方で、その頑丈さから履き始めはちと固いのが難点ですが、そのうちヘタっていい味が出てくることを期待しています。
しかしこのサンダル、単にレザーのアッパーを貼り付けただけではありません。
素体となるPVCの光沢をレザーの光沢に近づけてあり、違和感なく仕上げてあるんです。
思いつきで作っちゃったわけではなく、手間暇かけて開発されてますね。
そういうクラフトマンシップが感じられる作品は好物です。
こんなベンサンを作ったのは「bench」というブランド。
奈良の便所サンダルメーカー「ニシベケミカル」のプレミアムラインとして展開されています。
いやしかし、まさか便所サンダルがこんな進化を遂げているとは…
今年はこいつを気軽に「つっかけ」て行こうと思います。