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期待通りに迸るB級感。「カラテ・キル」感想

邦題:KARATE KILL カラテ・キル
製作年:2016年
製作国:日本
監督:光武蔵人
主演:ハヤテ 紗倉まな 亜紗美 鎌田規昭 デヴィッド・サクライ 他
公式サイト:http://karate-kill.com/
~あらすじ~
寡黙でストイックなケンジ(ハヤテ)は、女優を夢見てロサンゼルスに留学した妹マユミ(紗倉まな)が音信不通になったことで不安を募らせ、渡米する。マユミはその頃、テキサス州エルパソ郊外の辺境にある謎の組織「キャピタル・メサイア」に捕らえられていた。そこには、教祖バンデンスキー(カーク・ガイガー)が経営する超高額の会員制違法サイトでインターネット中継される、本物の拷問や強姦、殺人のいけにえが世界中から集められていた。「空手で強くなって、絶対にマユミを守ってやるから」という幼い頃の誓いを胸に、ケンジは殺人空手を炸裂させる。
(公式サイトより) 
 
いかにもB級アクションなキービジュアルにやられました。
たまにはこんな映画も良いかなと。
 
あらすじの通り、骨子は妹を助けに奮闘する兄。
立ち塞がる敵をひたすら千切っては投げ千切っては投げ…と思いきや、意外と凝った展開でした。
カルト教団に恨みを持つ女戦士(片手ショットガン格好いい)との心の通じ合い。
カラテで銃と戦うために、銃を撃つ動作を研究し対抗策を練るというストイックさ。
妹は妹で、セクシー担当として揺れるポロるは勿論のこと、芯の強さや健気さを感じさせる描写があって可愛い。
 
個人的なベストは、バーコード頭のキャバクラ店長。
面白いし割と強いし予想通り狡くて死ぬけど何故かオイシイとこで出てくるし。
ゼェハァ言いながら木刀で良い勝負するところは妙にリアルで惹きこまれました。
 
まぁツッコミどころも(もちろん)多いです。
妹のピンチだというのにヒッチハイクで行くなんて、笑って良いのか呆れて良いのか。
あと結構グロい。
血飛沫はまだいいとして、肉片まで来ると結構キツい。
それが脚本演出として味を出しているかというと…それほどでも。
残虐さアピールなのか逆にコミカルなのか、なんとも判断しかねます。
 
総評すると、近頃見ない感じで色々と尖った作品でしたね。
あえてオススメはしませんが、ジャンル映画としては振り切ってます。
キービジュアルを見てピンと来た人には、期待を裏切りませんよ。
考えるな、感じろ(違