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情報発信の一歩目を再確認。「発信力の鍛え方」

書名:発信力の鍛え方 ソーシャルメディア活用術
著者:藤代祐之
出版社:PHPビジネス新書
発行日:2011年10月4日
 
やや減速してきた本ブログへのテコ入れとして読んでみました。
発信する前準備として、情報収集が大事だと説きます。
 
そもそも、情報発信や表現は、自分の知識や問題意識以上にはできません。インプットと、インプットされた情報を読み解く自分なりの視点や分析力が大事になってきます。発信力を磨くということは、自分を磨くということにもつながっていくのです。
(中略)
京都の職人は材料を大事にしており、包丁一筋30年の板前さんは、料理を決定するのは仕入れ、人に先んじてよい魚を買う眼力が修行の基本で、「材料7分、腕3分」と笑ったといいます。そして優れたジャーナリストや作家ほど材料集めと吟味に時間と労力を投入する
(中略)
発信者は情報の料理人。評判の良い料理店になるためには、良い情報を仕入れなければなりません。良い情報を仕入れないと、腐った魚や旬の過ぎた材料で料理をつくることができないのと同様に、魅力のある情報の発信はできないのです。
 
その上で必要となるのが論理的な文章。
 
自分の主張や意見をより明確にして論理的に相手に伝えることが必要となります。感想文から脱却するためには、「なぜ」という自分の問題意識に根ざした「理由」と、その理由を補強し、相手を説得できる「根拠」を押さえなければいけません。
 
ぐ、痛いところを。
どうにも「感想文」に終わっている気がします。
なぜそれを記事に書こうと思ったのか。
そこを突き詰めて、カタチのある情報を発信したいです。
 
さらに情報を料理する方向性として、著者は6つのブログスタイルを紹介しています。
 
<目利き>
主にネット上のニュース記事や話題をいち早く紹介する。
ポイントは、情報源の幅広さと発信の早さ。
これは専業ブロガーが有利か?
<突っ込み>
話題のニュースや出来事に独自の見解でツッコミを入れる。
読者に「そんな見方もあったのか」と異なる視点を提供する。
ちきりん氏のブログとか面白いですね。
<町ダネ>
町で見かけたちょっと面白いことを紹介する。
ポイントは、何気ない日常から誰も気付いていないことを切り取る観察力。
んん、ローカルネタを調べないからよくわかりません。
<解説系>
ニュースや業界動向について、独自の資料を付加して解説する。
深い調査力や分析力が必要だが、ビジネスに結びつけやすい。
自分の得意分野は、、、なんだろ?
<編集系>
膨大なネット上の情報の流れを整理してまとめあげる。
簡単に言うとまとめサイト
これもネタとスピードが命ですかね。
<専門系>
エンジニア、研究者などによる情報発信。
解説系との違いは、外部の話題ではなく自分事を話題にすること。
 
いずれにせよ、自分なりの切り口を持つことが大事だということですね。
そこが難しいのですが。。。
この記事も大してうまく切れてないような。
ともあれ、空振りでも切りまくってみましょうか。
 
この本、ほかにもタイトルのつけ方や文章の構造化など、ブログを書く上での基礎となるものが詰まっています。
迷ったら読み返したい一冊。