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自由を得るための道標。「ノマドライフ」

書名:ノマドライフ
著者:本田直之
出版社:朝日新聞出版
発行日:2012年3月30日
 
モバイルボヘミアンを読んだ後に敢えて読み返してみました。 

geegeebook.hateblo.jp

 改めて思いましたが、モバイルボヘミアンは本書のアップデート版ですね。

提案されているライフスタイルは同じですが、「ノマド」だと「スタバでPC開いている人」のイメージが強いので、「モバイルボヘミアン」に切り替えたのかなと。
しかし、下記のノマドに関する表現はグッときました。
 
縛られることのないノマドライフを選択することは、”会社に飼われるヒツジ”から”ヒツジを飼う遊牧民”に変化するということです。ノマドに欠かせないツールやテクノロジーが発達した今、誰もがヒツジから卒業できる時がやってきています。
 
本書でも「ノマドは誰でもなれるが、すぐにはなれない」と、周到な準備を勧めています。
 
ノマドライフまでの6つのフェーズ(カッコ内は著者のかけた時間)
1.ベースをつくる時期(5年)
  社会人としてのベースを構築する期間。
  お金や時間を集中運用してインフラとしてのスキルを身につける。
2.方向性を模索する時期(3年)
  自分の生き方について考える期間。
  さまざまな種を蒔き、未来のベーシックインカムをつくる。
3.未来につながる実績を残す時期(5年)
  これまでに培ってきたものを使って、飛び抜けた成果を出す。
  その成果、そこで得たものがノマドビジネスにつながる。
  1年で10年分ぐらい働いた、とのこと。
4.転換期(2年)
  ここでやっと、デュアルライフ(ノマドライフ)のための下準備。
  新たなライフスタイルのため、働き方や稼ぎ方、暮らし方を見つけていく。
5.実践期(5年)
  デュアルライフ(ノマドライフ)の実践。
  スキルとノウハウを手に、ノマドビジネスを拡大。
6.シェアの時期
  同じノマドライフの仲間をつくる。
 
自分を振り返ってみると、第2フェーズあたりでしょうか。
社会人10年やって、一定のベースは出来ていると思う。
けれども、それは「今の会社の中ではやっていける」程度かもしれないと不安になることがあります。
実際に確認するには、何か別のことにチャレンジしてみることか。
あとは、「自分に出来ること」を拡大すべく種蒔き中。
このブログもその一つ。
 
となると、次に目指すは第3フェーズ。
今の仕事では時間的にも空間的にも経済的にも自由はないが、今まで以上の成果を上げてみよう。
幸い、仕事との相性は悪くないようだし。
 
実践的トレーニングも紹介されています。
・週1日、会社に行かない日を作る
 ノマドの第1歩、空間的自由を得る。
 会社に行かない日も、会社に行く日以上の成果を上げる。
 就業規則からすると難しいところ。
 しかし横槍がなく快適な空間で仕事ができるなら、あとは自己管理力次第か。
・会社の引き出しを空にする
 その場所に行かなくても仕事ができるように。
 どうにも紙の資料が増えてしまうので、取捨選択・電子化して減らしたい。
・所有物を半分にする、引っ越す
 ちょうど引っ越しのタイミング、選択と集中を実行するには最適です。
 シンプルにすることで、得られるものを多くする。
・クリエイティブでないことを排除する
 自分でやらなくていいような「作業」はアウトソーシングする。
 無駄な作業は排して、効率よく「仕事」をこなす。
 
ノマドライフを実践・維持するには生産性が高くなければならない。
その意味で、本書の内容は会社員にも有益だと思います。
さて、具体的に一歩一歩進めていきましょうか。