書名:海外経験ゼロでも仕事が忙しくても、「英語は1年」でマスターできる
著者:三木 雄信
出版:PHPビジネス新書
発行日:2017年8月1日(新書版)
何かを始めるときは、とりあえず本を読もうとする癖があります。
燃料を外に求める悪い癖。
それはさておき。
筆者も急にビジネスで英語が必要になり、慌てて勉強を始めたとのこと。
期限を1年と定め、その中で効率よく進めていったノウハウがまとめられています。
まず大事なのは、英語を勉強する目的を明確にすること。
筆者の場合は「英語でビジネスの交渉ができるようになること」
それから逆算して、勉強すべきこととしなくていいことを見極めたそうです。
私の場合、まず必要なのは「英語で自社製品を紹介すること」ですね。
製品情報からメンテナンス、トラブルシューティングまで。
今までは漠然と「英語をマスターしたい」でしたが、曖昧で何をすればいいかわからなかった。
目的を決めてしまえば、学習内容・教材を絞り込めます。
1000時間を目標に
日本語脳を英語脳に切り替えるには1000時間ほどの学習が必要だそうです。
1年で割ると、1日3時間。
結構多い。
しかし見方を変えると、1日1時間を3年というのも気が遠くなる。
それでは遅すぎる。
通勤時間のヒアリングを含めたりして、集中して進めるほうが良さそう。
ヒアリングとスピーキングに絞る
今時、リーディングやライティングは翻訳ツールに頼れば何とかなる。
ヒアリングとスピーキングは、当然ながらリアルタイムに自分でこなさなければならない。
となると、万遍なく学習するよりその2つに絞ったほうがいい。
かつ、筆者は「正しい発音も諦める」としています。
今からネイティブ並みの発音を目指しても難しい、とにかく「伝わる英語」を目指すということ。
これまでの英語学習で単語は頭に入っていても、耳から入ってくる音と結びついていない。
聞き流すのではなく、書き起こされたものを見て音とスペルを紐づけていく。
筆者のオススメは自分の目的に合った洋画。
筆者の場合は交渉を目的として「ウォール街」を選んだそうです。
私の場合は、、、、エンジニア系のものがいいのかな。
レンタルビデオ屋かストリーミングサイトを見て回ってみよう。
アウトプットの時間を作る
とにかくアウトプットの量が足りていない。
1週間のうちにインプットとアウトプットを回せすようにしたい。
ただし、アウトプットの場として「いつでもどこでもできる」ものは避ける。
結局やらなくなるから。
もっと強制力のある、少人数制の英会話スクールを推奨とのこと。
確かにSkypeの英会話とか続ける自信がない。
ちょっと時間がなくて、、、とか言い訳してしまうだろう。
上達度の確認としては、PCか電話でテストできるVersantもお薦めとのこと。
英語学習の進め方として大変参考になりました。
あとは、読んで満足せず実行していくことですね。