国宝。
そう聞いてどんなものを思い浮かべますか?
正直、私は思いつきませんでした。
たまに人間国宝がどうこういうニュースを見るくらい。
とはいえ、国の宝というからには美しいものなのだろう。
日本人として見ておかねばなるまい。
それが全国から京都に集まってきているというので、飛びついてみました。
その前に朝食。
こういう展示は長丁場になりそうですからね。
体力をつけておかないと。
京都のモーニングと言えば、イノダコーヒー。
ホテルのような内装と接客が素敵です。
朝早くの人の少ない京都駅地下にも関わらず、ほぼ満席。
タマゴトーストセット ¥1,200
ふんわりしたオムレツとデミグラスソースのサンド。
本日の動きを改めて考えつつ、ゆったりコーヒーを飲む。
そして京都国立博物館へ。
京都駅から歩いて20分ほど。
こんなミーハーが来るくらいだから、もちろん混んでますよね。
老若男女問わず、外国人も多い。
入場はスムーズなのですが、中はかなりの混雑。
仏像や屏風のような大物は遠くから眺められるので、さらっと見れます。
しかし絵巻とか小物は近くに寄らねばならないので、行列になって進まない進まない。
腹拵えしておいて良かった。
あと熱気で暑いので、体温調整には気をつけましょう。
展示物はその名の通り国宝のみ。
総計200点超。
(会期中に入れ替わるもの含む)
美術工芸の国宝は全国に885点あるそうです。
その約1/4が一同に会すというのは豪華な話ですね。
美術品は10世紀前後のものが多い。
1000年前後もよく保存されていたものです。
色褪せている部分もありますが、当時の雰囲気は残っています。
源頼朝の絵とか、漢委奴国王の金印とか、歴史の教科書で見たことあるものも。
詳しく知らないながらも、国宝だけあって重みが感じられます。
当時の文化の最高峰であり体現。
渡来したての中国やインドの匂いがあったり、それが日本人独自に変化していったり。
そういった歴史の積み重ねこそが日本の宝だと感じました。
その歴史の繋がりが見えるようになると、もっと楽しめるのでしょうね。
しかし人に揉まれてかなり疲れました。
ランチは近くで見つけたカレー&おばんざいのお店、「マチャプチャレ」。
真空管スピーカーの音が綺麗でした。
八百屋のベジカレー+地鶏 ¥1,300
すぐそばで八百屋さんを営んでいるそうです。
野菜を6時間煮込んだというカレーが優しい味で美味し。
ごろっと乗った地鶏も柔らかくて旨味たっぷり。
ふらっと入ったにしては大当たりのお店でした。
ランチの松茸ご飯も食べてみたい。
そして夜に続く。