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頑張らずにワンチャン狙い。「働き方 完全無双」

書名:働き方 完全無双
著者:ひろゆき
出版:大和書房
発行日:2018年4月25日

 

みんながみんな、ホームランを狙わなくても良いよね。
「やれ。すぐやれ。とにかくやれ」という自己啓発書が多いなか、新鮮な読後感でした。
本書で提案されているのは、「自分の人生を守る働き方」。
要領よく働くことを基本として、一方でワンチャンを狙っていく。
この頑張りすぎない感じが程良い。
特に印象に残ったのは2点。 

新しいことには首をつっこんでおく

著者が運営していた2ちゃんねるが大きくなった理由は、「長く続けたのが著者だけだったから」と分析しています。
ネット界隈では、早くから初めて続けていた人が利益を得ている。
最近ではブログやYoutube、仮想通貨などが該当するでしょうか。
それらもスタート当初は今ほど伸びるとは誰も思っていなかったわけで、今後何が伸びるかもわからない。
とりあえず、無料で始められるものには手を出しておくことがオススメされています。
ブログはもう遅いとして、何があるかな。

 

進歩しすぎず、思い切って停滞する

これは個人的には賛成で、人口が減るなら縮小均衡を狙っていけばいいんじゃないかと思っています。
労働人口が減っているのに、パイの奪い合いで泥沼の過当競争しても人材のムダ使い。
そんな産業を守るためにイノベーションを規制したり。
そこで、ベーシックインカムを導入して最低限の生活が保証されれば、そんなムダな分野から離れて人材の流動性が上がるのではないか。
とはいえ、ある程度は経済成長するつもりでいかないと、人口以上に縮小しかねません。
伸びる分野と稼げる人の足を引っ張らずに応援しようということも提言されています。
ちなみに、停滞する際の有効な外貨獲得手段は観光とのこと。

 

エッセンスは序章に詰まっているので、まずはそこだけでも読んでみてください。
序章の構成と全体の構成はほぼ相似しているので、興味を惹かれた部分があればそこを開くという読み方でいいと思います。
ただ、真似したくなるような具体例はあまりないですね。
どちらかというと処世術、「こういう考え方もある」と思うと視野が広がるかと。

 

ホームラン狙いにはこちら。

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