勢いでヨウジヤマモトの2019SSアイテムで上下1式揃えてしまいました。
ゆったりしたシルエットで細族には合わないと思っていたのですが、、、大きな間違い。
ばさりと布を纏う感覚が面白く、むしろこれはどんな体型にも合う。
「できるだけ多くの人が利用できるデザイン」をユニバーサルデザインと呼ぶなら、まさしくこれがそうなのでは。
デザイナー・山本耀司の「Yohji Yamamoto」は、川久保玲の「COMME des GARCONS」、三宅一生の「ISSEY MIYAKE」と並んで日本のファッションブランド御三家。
モードとかハイファッションと言われる世界ですね。
それぞれに個性的ですが、なかでもヨウジはゆったりした服が多い印象。
一方で、私は細族のうえにスリムフィットを好んでいました。
自分には無縁のブランドだと思っていたのですが、決め手になったのはこのTシャツ。
NewsZeroで落合陽一氏が着用していたので有名かも。
「なんでもやれ 全部やれ 能書きはその後だ」というパワーワード。
無性に「着てみたい!」と一目惚れしてしまいました。
しかしこれがなんとワンサイズで、一般のXXLくらいでしょうか。
どう合わせたものか…ついでに色々見せてもらい、試着すると意外にもかなりしっくり来る。
確かに大きめだけれど、だらしなくない。さすがは大家のカッティングの妙。
着る人によって布の落ち方が変わるのも面白い。
実は細族のほうがドレープが出て良いそうです。なるほど。
平置きやハンガーに掛かっている状態ではわからない、着てみてわかる魅力です。
特に服選びにシルエットを重視する自分としては、新しい見え方が楽しい。
ブランドの普遍性にもユニバーサルさを感じます。
およそのブランドは毎年のトレンドに左右されてテイストが変わりますが、ヨウジは世界観が変わらない。
過去も未来も組み合わせ自由、毎シーズンとりあえずヨウジというのも納得。
イメージを一言で表すと「ドレスダウン」とのこと。
カジュアルかドレスかでいうと、ドレス側。
しかしドレスアップの文法上にはなく、ギリギリの「崩し」があるというか。
そして、服作りで出来ることを追求している姿勢。
そんな独特の美意識を感じるところもポイントですね。
かなりお高いですが、素材や作りも凝っていて他にない存在感なので個人的には納得できます。
服というより、ちょっとしたアート作品を買う気分ですかね。
いろんな意味でファッションの幅が増し、ワクワクしています。