お気に入りの靴は長く履きたい。
しかし履くほど磨り減るのであまり履きたくない。
そんなジレンマを解決すべく、靴底の補修にチャレンジしました。
今回使うのは「セメダイン シューズドクター」
内容物:
補修剤、ヘラ、サンドペーパー、ポリ板
他に準備するもの:
テープ、カッターナイフ
今回はお試しとして、かなりヘタってきた革靴で実験。
履き潰すつもりだったのでラバー部分を超えて磨り減っています。
一度に盛れるのは4mmまで、ギリギリ行けるかな?
補修箇所をサンドペーパーで目荒らしし、かかとに沿って型枠としてポリ板を固定します。
そこに補修剤を流し込みます。
絵の具のような固さなので、流し込むというか落とすというか。
量の加減がわかりませんが、足りないよりは余るくらいに。
そしてヘラで形を整えていきます。
気をつけたポイントとしては、
・中に隙間が残らないように出来るだけ押し込む
・表面が平坦になるようにならす
しかし型紙を外すまで仕上がりはわかりません。
特に平面度。型紙に向かって坂になっているようにも思えます。
ただ、整えようとすればするほど悪化しそうなので、ある程度で見切りをつけて終わり。
盛る範囲が広いと基準面がわからなくなりますね。
硬化時間は23℃で24時間とのこと。冬なので48時間待ってみました。
手触りは元のソールに比べてゴムのよう。
たい焼きのフチのようになっている部分をカッターで削り落としていきます。
逆にポリ板にはほとんどくっつかないしすぐ剥がれるので、再利用は簡単です。
気をつけたつもりでも下のほうに隙間ができていました。
やはり隙間なく詰めるのは難しい。
補修剤をヘラに取って埋めていきます。
外から見える部分のうえに型枠がないので慎重に。
最終形。
どうしても継ぎ足した感はありますね。
ぱっと見わかりませんが、底もきっちり平面にはなっていません。
ただゴム状で弾力があるので、カッターやヤスリで整えるのは難しい。
履いて磨り減らしていきましょうか。
実際にこの靴で通勤してみたところ、違和感は特にありませんでした。
ヒールの厚みが戻ったことで地面への当たり方が変わったかな、というくらい。
あと気になるのは盛ったところの強度ですね。
みるみるうちに磨り減ることはなさそうですが、おいおい確かめていきます。
結論としては、少し磨り減った時点で小まめに補修するほうが良さそうということ。
「補修」というより「誤魔化す」というほうが合ってるかもしれません。
補修剤の量は多いので、何十回と誤魔化せ…直せそうです。
その意味では、手持ちの靴のソールの色は絞った方がいいですね。
最近買った靴は黒ソールばかりなのでちょうどいい。