2020AWの特色のひとつはバッグの豊富さ。
バッグを持ちたくないという山本耀司氏、ランウェイにバッグが何種類も出るのは珍しいのではないでしょうか。
なんだかんだ、出掛けるとなるとバッグは必要。
コーディネートの最後のピースとして、雰囲気に合うバッグは重要です。
つまり今シーズンで押さえておけと自分に言い訳したわけですね。
LOOK13で使われていたショルダーバッグ。
体に沿ってバッグを纏う感じがヨウジらしい。
「ヨウジと合わせやすい」バッグはあるけれど、「ヨウジらしい」と思えるものはなかなかない。
細族なのでジャケット・コートの下に仕込んでいきたいところ。
これも体型にあったアイテム選びと言えるだろうか。
このワッペンのワンポイントが意外と良い。
先日のワッペン付きラップパンツの試着で味わったように、これがある方が合わせやすい。
黒無地のウールギャバは割と存在感あって、違う素材や色柄と合わせると浮いた印象になることがあるんですよね。
ワッペンが邪魔な時は内側に向ければ良し。
ちなみに内側にはオープンポケットとファスナーポケットがひとつずつ。
全体が二重構造で、内袋に入れたものが外形に響きにくくなっています。
ただ、体に沿うように底まで柔らかいので、強度は不安。。。
単純にバッグとしては、こちらの縦長タイプの方が使いやすそうではあります。
ベルトと組み合わせてウエストバッグ使いできるというのも面白い。
個人的にネックだったのは、
ウールギャバ版はロゴが目立つ上に、ショルダーストラップが片側固定なので内側に向けられない。
レーヨン版は黒無地だけれど、要所にレザーが使われているとはいえ各接続部の強度が不安。
やはり体に沿う感じが欲しかったというのもあります。
他にDiscordから出たバッグも良さそうですが、実物を見かけず試せないのが難点。
試着してしっくりくるかどうかは一番大事ですから。
そうそう、生産が遅れていたこのコートをタイミング良く見かけたので試着してみました。
これは裏地が凝ってるんですよ。
和服よろしく裏地が派手めで、裏返して羽織れる仕様。
そのぶん裏地が大きめで、どうしても弛んで内側に溜まるのがやや難。
着やすさを考えるとワンサイズ上げたほうが良さそうです。
やや毛足がある裏地なのでギャバコートより暖かいのも特徴。
裏返し・ワッペン・書き文字(のチョイスがパンク)と今季のディテール全部盛りのコンセプトは好み。
裏地も切り替えのところで絵合わせされていたり、裏返せるように袖のつけ方とかが凝ってたり、作りのコダワリもわかる。
でもやはり、主に文字に共感出来ないんだよなぁ。禁煙も不倫も縁がない。
これより使いやすそうで気になっていたグレーチェックの裏返しコートは、さらに裏地が分厚いようなので着にくそうですねえ。
今季のアウターはまだまだ悩み中です。