書名:高城式健康術55
著者:高城 剛
出版:光文社新書
発行日:2020年6月30日
便利で安価。
現代生活はそれを志向しているけれど、何かを犠牲にしていないか。
日本の基準が全くダメとは思わないけれど、怪しいものはたくさんあります。
トランス脂肪酸の入った食品やフッ素の入った歯磨き粉が大半だったり。
農薬で育てられた野菜であったり、海中の重金属を摂取した魚であったり。
ここ数十年で激変している食事と環境に対して、従来型医療による進歩は追いついていないのではないか。
本書はそんな問題提起から、著者が日々体当たりで追求した健康術がまとめてあります。
病気を治す(こともあるそうですが)というより、不調にならないための「健康術」というわけです。
中には量子医療とか波動療法とか怪しげなものもありますが、本人に効果があれば良しとのこと。
確かに。
まずは現在位置の確認として自分の体を詳しく知ることから。
・SNPs検査
遺伝子分析によって自分の体質を知る。
どんな病気に罹りやすいか、どんな栄養を吸収しやすい/しにくいか、自分の利点と欠点を可視化する。
・有機酸検査
代謝物から、腸の環境や臓器の機能状態、栄養の過不足がないか等を調べる。
現在のコンディションの確認。
・遅延型フードアレルギー検査
卒倒するようなアレルギーではなく、緩慢な不調の原因になるアレルギーをチェックする。
有名なのはグルテンですかね。
体に良いとされる食品も、自分の体では拒否反応があるかもしれない。
・マイコトキシン検査
マイコトキシンはカビ毒。
自宅の湿気によるものだけでなく、輸入過程でも見えないカビが発生する。
神経系に影響を与え、記憶力や集中力が低下するそう。
他にも環境毒や重金属等々、聞きなれない検査が多くあります。
いわゆる健康診断は、「病気」と認定されている状態かどうかの判定。
それより深く「自分の体」を知って、対処を計画する。
近いうちにやってみたい。
そうやって自分を知った上でやるのがベストですが、必要な栄養素の摂取。
これまでサプリメントのような工業製品はあまり口にしたくないと思っていました。
けれどコンビニで売られている食品も、それどころか機械的に大量生産される作物や畜産物も、ある意味で工業製品。
一般的に売られている卵・小麦・乳製品はすでに従来とは別物だそうな。。。
どうせ工業製品なら、栄養価を凝縮している方がイイかなと。
以下に、本書で紹介されているサプリメントの中でAmazonで買える物をピックアップ。
こちらは添加物なしの国産品。
天然の腸内解毒剤。
・Vital Nutrients Vitamin D3 5000IU
日本人の2人に1人が不足しているビタミンD3。
ダルさや免疫異常(=花粉症や感染症)の原因に。
ビタミンD3の状態を最適化するために合わせてマグネシウムも補充したい。
・Vital Nutrients Ultra Pure Fish Oil
いわゆるDHAやEPA、血液をサラサラにして脳や体のパフォーマンス向上に。
もちろん魚類から摂れますが、重金属が蓄積しているリスクが難点。
・Vital Nutrients B12/Methyl Folate
胃腸薬ですが、抗ストレスサプリとしても機能するとのこと。
他にも色々紹介されていますが、日本では入手が難しそうなものも多いですね。
あまりにサプリだらけになるのも困るので、上記の中からいくつか試してみようと思います。
健康は全ての基本。