寒くなり始めたところに、2021SSの商品紹介に伺ってきました。
メインテーマは「戦士」とのこと。
気候変動だの疫病だの、良くないものが世界に溢れるなかで何を未来に残せるのか?
負の遺産を背負って立つ戦士。
この背中のメッセージがズバリ。
書き文字の「こわれもの」や「取扱注意」は、この世界の儚さも指しているそう。
その移り変わる世界の延長で、各部が開いて変形するデザインが多いようです。
そして世界を見据える眼。
そう捉えると、一貫したメッセージ性のあるコレクションですね。
ランウェイではなくビデオだったので、わかりやすいデザインになったというのもあるようですが。
そのコレクションの中で担当さんのオススメは、眼のグラフィックのセットアップ。
………一番にらみの効いたやつじゃないですか。
しかし一通り見てみると、確かに柄モノ好きとしてはコレかなと納得してしまった。
くすんだグラデのカラーパレットは好みではある。
各所がボタンで開いて裏地や内側を覗かせるというこのシーズンらしさもあり。
この変形構造が次期のポイントで、手が掛かってるのは確か。
身ごろが二重とかだけでなく、首元から手首まで肩の縫い合わせを越えてパックリ開いたりしますからね。。。
しかし通常時に不要なボタンが多いのがなー。
黒無地verだと特に目立ちそうな気がするなー。
各所開けて「崩して着る」のは出来ても、全部閉めても「すっきり着る」のは出来なさそうに思える。
その意味でも、柄モノやリネンが良いかもしれない。
ともあれ着てみないとわからないので、B納期でチェック。
ちなみに、第一印象で気になったこの羽織はさらに高い…
表は使いやすそうなストライプだけど、よく見たら各部が開いて折り返すと眼が現れる凝った仕様でした。
そりゃコストかかりますわな。。。
そもそも眼のグラフィック系は総じて変形構造なのでお高い。
次点のリネンコートもお高かった。
こちらは墨染でコストアップしてる模様。
しかし麻を着たくなる時期にこんなロング丈を着るのか問題。
墨染の風合いは良さそうなので、同素材のジャケットやパンツをE納期でチェック。
なんだかんだで眼ボタンのアイテムはどれか買いそうな予感がする。
ただ、小物類は惹かれるものが無かったなぁ。ネクタイは全てFRAGILEだったし。
まぁ今回は方向性が絞られてるから考えやすいのが助かりますね。
楽しみなシーズンスタートは1/15(金)!