正月休みからまた本を読む習慣が出来た。
古本屋は楽しいですね、普通の本屋と違って売れ筋やら出版の新旧を問わず並んでいるので意外な出会いがある。
それは古着も同じか。
籤とかガチャといえばそうなんだけど、わくわく感は大事ですね。
1冊100円となれば、普段読まない分野にもチャレンジしやすいし。
買ったもの
・Yohji Yamamoto 2021SS
21AWの発表もあって、ヨウジのことばかり頭にあったような。。。
読んだ本
・基礎からわかるナノテクノロジー(西山喜代司/ソフトバンククリエイティブ)
ムーアの法則に従って今の進歩を突き進むなら、高性能化や省エネルギー化のためにナノテクは最先端になりそうです。
本書はナノの世界を観察するための顕微鏡に始まり原子の操作技術に広がり、フラーレンやカーボンナノチューブという構造体、電子デバイスや人体・環境へ展開していく。
まずは見ることから始まる、というのが示唆的でした。
何事も観察眼が必要で、そこを押さえることからかな。
・森のめぐみ 熊野の四季を生きる(宇江敏勝/岩波新書)
著者が見聞きした、天然林が残る熊野の山中での暮らしを描いたリアルな昔話。
過疎化と一括りにされる中に人の動きがあり、環境保護と一括りにされる中に植生の変化があり。
全体として印象に残ったのは「生きるために働く」ということですね。
稼ぐのではなく、もっと直接的に水を汲み山で採り作物を育てコミュニティとして結びつくような。
そのほうが生物らしいよな、と思うことはあります。
今は路傍の花には目を向けず話題に上らず、YouTubeやSNSがその代役か。
タイトルほど汎用性はなく、主に社会学系の論文の書き方について。
問いの立て方から情報収集・処理、文章のまとめ方。それを支える研究者の心構え。
東大の著者のゼミは厳しいことで有名だったそう。
これは大学入る前後に読みたかったですねえ。
理系なので直接の手引きにはならなかったとしても、当時は「論文の在り方」なんてこと考えてなかったな。
・鮨に生きる男たち(早瀬圭一/新潮文庫)
鮨屋紹介のグルメ本ではなく、人物紹介のドキュメンタリー本。
実際に食べ歩き親交を深めた鮨職人17人の人生。
いずれも修行と独立というイベントがあるのでドラマがある。
職人の技を感じる鮨屋さんに出会いたいですねえ。
衣の次は食。
美味しかったもの
大阪で友人とバー探し。
ソサエティを置いてる店は品揃えに凝ってる、間違いない。