たまに運転するハイブリッド車が苦手です。
いや、確かに燃費が良いというのは素晴らしい。
仕事で長距離走るときにレンタルするんですけどね。
ただ、あの操作感がどうにも性にあわない。
アクセルを軽く踏む。
静かにモーターが回る。
ゆるゆると前進していく。
たとえば渋滞でのろのろ運転が続くとしよう。
するとある時、前触れなく唸りをあげ始めるエンジン。
バッテリー残量が減ってきたため自動的に切り替わる。
はい、ここ。
同じインプットをしているのにアウトプットが急に変わる。
これがどうにも嫌なのです。
指示していないことを急に始めるのって怖くないですか?
勝手に動くのなら、いっそ完全な自動運転になればいいのに。
ハンパな運転支援は、運転者自身の能力を低下させて事故を招きそう。
とっさの判断はやはり経験値がものをいうと思います。
通常時は機械任せで甘やかしておいて、ギリギリの判断は人任せって危険な響き。
しかし全て任せられるならば利用価値は高い。
そもそもA点からB点に移動するだけの運転は面倒で退屈。
なにせ他のことが出来ない。
目的地について調べたり、読みかけの本を読んだり。
ぼんやり思考することも出来ないし。
完全自動運転なら全て解決。
死んでいた時間を有効活用できる。
仕事をしてもいいし、旅行でも自由時間が増える。
とりあえず目的地を決めて走り出し、走りながら名物を探したり宿を予約したり。
夢が広がりますねえ。
と、マイカーに戻ってアクセルを踏み込むたびに考えます。
燃費は良くないけど、踏み込んだぶんだけエンジンが回り、踏み込んだぶんだけ止まるって素晴らしい。
マイカーのハンドルは機械には任せられません。
自動運転の時代になっても、趣味としての楽しい車は持っておきたいものです。