涼しくなってきたので、紅葉前の静かな京都を散策してきました。
今回は東山、足を向かわせるのに割と気合いがいる一乗寺周辺です。
まずは、詩仙堂丈山寺。
いかにも隠居住まいといった門構えに味があります。
サツキの刈込みと白砂が美しい。
奥の回遊式の庭。
各所から聞こえる水の音が風流です。
初めて鹿おどしを取り入れた庭だそう。
その名の通りに獣除けの装置だったものを、風流だと感じて取り入れた感性よ。
シンプルだけど、禅だなんだではなく余生を暮らすには良いだと思います。
お昼は「一乗寺中谷」でいろどりごはん。
優しいお味ながら、雑煮の丸餅がちと重い。
デザートセットで、一乗寺名物というでっち羊羹を。
甘さ控えめで、食後にちょうど良いすっきりした後味。
続いて、瑞巌山圓光寺。
やはりこの門構えから奥が覗く構図が好き。
奔龍庭。
渦を巻く雲海をめぐる龍を模した構図。
立ち上がる長い石が迫力あります。
平成に作られた新しい庭だけにデザイン性が高い。
この水琴窟の音色がとても澄んだ響きで心地よかった。
十牛の庭。
ここは日差しのうむ立体感・奥行きに惹かれました。
木々の間の光の落ち具合も考慮されているのだろうか。
ここもせせらぐ水音で広がりを感じる。
青もみじも良いですが、また紅葉の時期に来たいですね。
池や竹林に映えてとても良さそう。